
上司の夢を見たあなたへ——その夢、逃げてもいいけど聞きなさい
2026年3月24日 · 夢乃先生
目が覚めたとき、あの顔が頭に浮かんだでしょ。
仕事で夢を見るのも辛いのに、よりによって上司が出てくる。「なんで休日にまで……」って思ったんじゃない?
ちょっと座りなさい。その夢、ちゃんと意味があるから。
なぜ上司が夢に出てくるのか——30年見てきた答え


上司が夢に出てくるのは、あんたの「権威への反応」が夢になって出てきてるのよ。
30年やってきて、これは断言できる。上司の夢を見る人は大体、今の自分の評価や立場について何かを気にしている。認められたい気持ち、プレッシャー、言いたいのに言えないこと——そういうものが上司という「権威の象徴」を通して出てくる。
どうでもいい人の夢は見ない。気になってる、プレッシャーを感じてる、認められたい——そういう気持ちがあるから夢に出てくる。それ自体は、悪いことじゃない。
吉夢か凶夢かは、夢の内容による。でもどっちにしても、今の自分の仕事環境に対してあんたの心が何かを言おうとしている。それだけは確かよ。
上司の夢の読み方の基本
夢の意味を正確に読むには、まず以下を確認しなさい。
- 上司が怒っていたか、穏やかだったか
- 褒められたか、無視されたか
- 今の上司か、過去の上司か
- 夢の中でどんな感情を持ったか
これを確認してから、次の解説を読みなさい。
夢の中の上司は何をしていた?——シーン別の意味

怒鳴られる・叱られる上司の夢 ▲
これはね、あんた自身が「まずい」と思ってることがある証拠よ。
上司が怒っているというより、あんたの内側にある「自己批判」が上司の形で出てきている。心当たりがあるでしょ。先送りにしてることとか、本当はやらなきゃいけないのに逃げてることとか。そういう自分を責める気持ちが、夢の中で上司を使って出てきてるのよ。
怒鳴られて当然、という感覚が今のあんたにあるなら、それと向き合いなさい。
繰り返し怒鳴られる夢を見るなら、相当溜まっている。ひどいと思うなら、ひどい状態よ。それを認めることが最初のステップ。誰かに話す、環境を変えることを検討する——何か動きなさい。放置していていいレベルじゃない。
褒められる・認められる上司の夢 ◎
この夢を見たなら、今のあんたに「認めてもらいたい」という欲求が強くある。
それは悪いことじゃない。承認欲求は誰にでもある。でも気をつけて。この夢が吉夢として機能するのは、あんたがそのために行動しているときだけ。ただ「褒められたい」と思いながら何もしていないなら、夢は警告でもある。
行動してるなら吉夢。そのまま進みなさい。
嫌いな上司が夢に出てくる ▲
正直に言うわ。嫌いな人の夢を見るのは、まだその人のことを考えているから。
嫌いな人のことを気にし続けるのは、あんたのエネルギーの無駄遣いなのよ。夢に出てくるくらいなら、その人との距離の取り方を変える必要がある。物理的に難しいなら、心の中で「この人はこういう人だ」と決めて、それ以上考えるのをやめなさい。
縁が切れないから出てくるんじゃないわ。あんたがまだ気にしているから出てくるの。気にしなくなれば出てこなくなるわ。
無視される上司の夢 ○
これは職場での「透明人間感」が夢に出てる。
自分の仕事が見えていない、評価されていないという感覚があるんでしょ。心当たりがあるなら、見えるように行動することが必要よ。黙ってやってるだけじゃ伝わらない。アピールする力も、仕事のうちなのよ。
上司が病気・倒れる夢 ○
これを見て「よかった」と思ったなら正直ね(笑)。でもこれは凶夢じゃない。
上司の体調や状況への不安が夢になっているか、あるいは「上司がいなくなったら」という無意識の思考が出たか。どちらにしても、職場の状況変化に対して心が準備しようとしている。
上司が突然優しくなる夢 ◎
現実ではそうじゃないのに、夢の中では優しかった——この夢は吉夢よ。
あんたが「こうなってほしい」という希望が夢に出ているのか、あるいは関係が実際に変わる前触れとして出ているのか、どちらかの場合が多い。どちらにしても、悪い夢じゃない。今の上司との関係を改善するチャンスが近いかもしれない。
前の会社の上司が出てくる夢 △
今の仕事に不満や不安があるとき、以前の「比較対象」が夢に出やすい。
前の上司のほうがよかった、前の職場のほうが楽だった——そういう比較心理が夢になっている場合が多い。過去を美化しすぎていないか、ちゃんと確認しなさい。仕事を辞めた後も前の上司の夢を見るなら、その職場での体験がまだ心に残っている証拠。時間と距離が解決してくれることが多いけど、あまりに続くなら誰かに話してみなさい。
上司と二人きりで話す夢 ◎
直接話すチャンスが来るか、あるいはあんた自身が「話したい」と思っている。
言いたいことがあるなら、言いなさい。夢はそのきっかけを作ろうとしてる。何かを伝えるべきタイミングが近いわよ。
上司が泣いている夢 ○
上司の「人間的な面」を見た夢。
これは、今まであんたが持っていた上司への固定イメージが崩れ始めているサインよ。上司も人間、という当たり前のことを心が受け入れようとしている。関係が一歩進む前の夢として出ることが多い。
上司と一緒に食事をする夢 ◎
関係が良好になるか、すでに良好な証拠。
職場での人間関係に光が当たっている夢よ。もし現実での関係が微妙なら、一歩近づく行動を取りなさい。このタイミングで関係が変わりやすいから。
上司に出世を告げられる夢 ◎
吉夢よ。このタイミングで動きなさい。
転職・昇進・新しいプロジェクトへの参加——何かチャンスがあるなら逃すな。夢があんたの背中を押してる。準備はできてる。
上司に怒鳴り返す夢 ○
現実ではできないことを夢の中でやった。それはガス抜きよ。
夢の中で言えたことが、現実での自信につながることがある。「言ってやった」という感覚が残っているなら、その気持ちを現実でどう使うか考えなさい。怒鳴り返すことが目的じゃなく、自分の意見を持つことが大事なの。
見知らぬ上司が出てくる夢 ○
現実の上司ではなく、知らない人が上司として登場する夢。
これは「理想の権威者」や「自分の中の厳しい声」が人の形で出てきている。何かに対して「もっとちゃんとしなきゃ」という自己評価が高まっているとき見やすい夢よ。
夢の中の感情が伝えること——あんたの本音がここに出る

上司の夢を見た後、どんな感情が残ってたか覚えてる? その感情こそが、夢が一番伝えたいものよ。
プレッシャーを感じた場合
今の仕事で重い責任を感じているか、評価に対して過敏になっている。誰かに認めてもらうことを目標にしすぎていないか確認しなさい。仕事の目標は、まず自分がどうしたいかよ。
解放感があった場合
怒鳴られたけど、なぜかすっきりした——こういう夢は、実は吉夢の変形よ。抑えていた感情を少し処理できた証拠。心のデトックスが起きた。起きた後すっきりしているなら、その感覚を信じなさい。
怒りを感じた場合
職場への不満が溜まっている。もしくは、特定の上司への感情が整理されていない。怒りを感じた夢は「行動を促す夢」よ。現状に甘んじるな、という心のメッセージ。
恐怖を感じた場合
今の仕事の状況、あるいは特定の人間関係について、強い不安がある。逃げていても解決しない。怖い上司の夢を繰り返し見るなら、その怖さの根っこと向き合う必要がある。
安心感があった場合
職場環境が安定しているか、上司との関係に信頼が育っている証拠よ。このままでいい。ただし油断するな。
現実への接続——この夢を受け取って、どう動くか

まず聞きなさい。上司の夢を見たとき、一番やってはいけないのは「忘れようとすること」よ。
吉夢として受け取れる場合
褒められた、出世した、仲良く話した——こういう夢を見たなら、今がチャンスのタイミング。行動しなさい。夢は準備ができていることを示している。自分を信じて動いていい。
警告夢として受け取るべき場合
怒鳴られた、無視された、逃げた——こういう夢は今の状況を変えるよう言っている。職場で何かを溜め込んでいるなら、少しでも発散する方法を見つけなさい。一人で抱え込むな。
繰り返し同じ上司が出てくる場合
これはもう、向き合いなさい、ということよ。
繰り返す夢は「まだ解決していないよ」という心のシグナル。その上司との関係に未解決の何かがある。全部解決する必要はない。でも「この状況をどうするか」を一度ちゃんと考えなさい。逃げても夢は続くから。
上司の夢を見た翌日、何か行動すべき?
夢を見たからといって、必ず行動する必要はない。でも夢の内容が「今のあなたに何かを伝えようとしている」なら、その感覚は大切にしなさい。行動するかどうかは、あんたが決めること。夢はヒントよ。決めるのはあなた。
夢を見た翌日に気構えができて、それが行動を変えることはある。「今日は気をつけよう」と思って動けば、それが結果を変えることもある。
仕事を辞めた後も前の上司の夢を見る場合
辞めた後も出てくる場合は、その職場での体験が心に残っている証拠よ。特に怒鳴られたり、理不尽な扱いを受けた記憶がある場合は、それが消化しきれていない状態。時間と距離が解決してくれることが多いけど、あまりに続くなら誰かに話してみなさい。
上司の夢を見るのは、あんたが仕事に真剣に向き合っている証拠よ。
怖い夢だったとしても、逃げないで向き合いなさい。嫌いな上司が出てきたとしても、その夢はあんた自身の内側を映してる。
大丈夫よ。あんたには、ちゃんと自分の仕事を見つめる力がある。
参考文献・出典
- Domhoff, G. W. (2003). The Scientific Study of Dreams: Neural Networks, Cognitive Development, and Content Analysis. American Psychological Association.
- 松田英子 (2009).『夢と睡眠の心理学』培風館.
- Hartmann, E. (1995). Making connections in a safe place: Is dreaming psychotherapy? Dreaming, 5(4), 213–228.
